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令和2年度第1回講座

公開日:2020年11月06日 最終更新日:2022年09月29日
登録元:「傾聴クラブ てんてん
セルフケアについて考える②
    ストレス・コーピング
 ~ストレスと上手に付き合うために~

◆日時:2020年10月31日(土)午前10時~
◆会場:北とぴあ 806会議室
    
◆講師:柴﨑 望先生                 (臨床心理士/公認心理師)

    ~講座の流れ~
     セルフケア
     ストレス
      気づき
      コーピング
      マインドフルネス

 今年の講座より
 よいストレス、悪いストレス
 ・広い意味では、外界からの刺激すべ
  てがストレス
 〈現代社会は情報が溢れている
  ネット社会であり、今年1年の情報が
  過去5,000年分ぐらいに匹敵すると
  いわれている〉
 ・毎日の生活にストレス
 (適度の変化と刺激)は必要
  〈例えば晴れの日もあるし、雨の
   日も風の日もある〉 
 ・ストレス要因の程度が、自分で
  対処できる範囲であったり、これを
  挑戦と受け止めて主体的に対応
  できる場合には達成感や自分自身の
  成長につながる
 ・ストレス要因が強すぎて心や身体が
  うまく反応できない場合や、自分に
  とって非常に不快で苦痛と認識
  されたとき、そしてそういった状態が
  続いた場合、心身の健康を損なう
  可能性がある

  ストレスコーピングとは
ストレスと上手く付き合うためのスキル
誰でもどこでも今すぐできるストレス
対策
コーピング= ストレスへの意図的な対処

  ストレスに気づくことが
   コーピングの第一歩
     ↓  ↓
  コーピングレパートリーを作る
    コーピングリストを実際に
    作ってみる
    小さなことから大きなことまで、
    自分助けになっていればどれも
    コーピング 
●最強のコーピングは「マインドフルネス」
   マインドフルネスとは
   今、この瞬間の体験に気づき、
   一切の判断や評価をせずに、
   とらわれのない状態で、
   ただ観ること

     
 






     
Q&A 参加者からの質問
  (質問)
 Q このコロナ禍でステイホームが続き自分に対してのイライラが高まっている。
   今まではなかったムッとする気持ちがわいてくる。
   今後、通常の状態に直るのか心配です。



  (講師の柴﨑先生からのアドバイス)
 A 自分の状況に気づくのはいいこと。自分があまり認めたくない嫌な感情などが
   湧いてきたとそれにフタをしてしまうのはよくない。
   ネガティブな感情は誰もが持っているもの。
   そして感情は自動的に出てくるからコントロールできない。それをそのまま観察し
   て、受け止める。

   例えば腹が立ったら、そういう自分をダメとか思わないこと。
  「自分は今、すごく腹が立っているんだ」と客観的にみる。それだけでいい。
   その上で、自分のコーピングレパートリーの中から何かを試して、
   ストレスを低減させることも大切。
♪感想♪&♪今後の講座への希望♪
◆初めての参加でしたが、中身が濃くて、びっくり、傾聴はもちろんですが
、自分の人生、生き方にも、参考になりました。
 来年も期待です。


◆今年も充実した講座を受講出来て嬉しく思いました。
 私はいつもネガティブ思考なので今回の講座では参考になるお話が
 沢山ありました。
 具体的でとても分かり易かったです。
 特に「魔法のことば」は参考になりました。
 気持ちが楽になりました。
 コーピングリスト、100は無理かも知れませんが作ってみようと思います。


◆何といっても「コロナの時代」の到来が私にとっては一番のストレス。
 その解消のため色々な対処をしています。ストレッチ体操、ウォーキング、
 ビールを飲む等々。
 でも、なんとも気が晴れないのは「人々との交流」が制限されている事や
 大好きな旅行 に行けない事です。
 何でこんな時代になったのかは世界中の皆が考え、対処していく事柄ですが、
 自分事ともしていくこと。
 それと同時に、ストレスコーピングの量を増やし、マインドフルネスにも
 挑戦しようと思いました。



●【これからの講座の希望】●
  次の機会も先生が行ってくださるのでしたら、このような感情を、ワークで
  やってみたいです。
  折角、傾聴に出会い活動をしている(私は実際に施設などでは活動をしていません
  が・・・)のに、講座が終わりこのコロナ禍の不安な気持ちを言葉にした時に
  『仕方ないよ!』と言う言葉に私の感情が動いてしまいました。
  道連れ会話なら何でもないこと(日常でよくあること)ですが、傾聴で活動を
  する中でどうなのだろうと・・・
  きっと誰も気づいていらっしゃらない(言われた本人も、言った本人も)
  日常の場面だったと思いますが、日常の場面をワークでやると傾聴の大切さが
  見え相手を大切にする聴き方や自他の区別をつける聴き方が
  実感できるのでは・・・と思いました。
※講座を終えて※
 講師の柴﨑先生の講座も無事?今年で4回目になりました。
まさしく「傾聴ボランティア」てんてんの歴史(ちょっとオーバー「)の足跡です。
そこで簡単に講座をふりかえってみました。

 1年目  傾聴するときの心のあり方について、
      高齢者の心理・認知症の方の心理を学びました。

 2年目 「ボランティアをする私たちのこころ」に
 ついて.~自分自身のこころの声を傾聴する~と題して
      メンバーの気持ちを打ち明け、話し合いました。
  
 3年目  「マインドフルネスって何?」「日常感じているストレスの
      具体的な対処法!」を教えていただきました。

   そして、今年は、過去3回の講座の要点を振り返 り、
   ストレス対策(ストレスコーピング)についてさらに詳しく学びました。


  この講座も3月の講座に引き続いて、目に見えない「コロナ」を
 懸念しての開催でした。
 実際、活動は施設等がボランティア受け入れ休止のため足踏み状態です。
 活動あってこその「ストレス」です。活動が再開した時に今、この時に
 学んだことがきっと活きていくと信じています。
 「ぷらざ通信6月号」の冒頭に「活動への思いのエンジンを温める時間」と
 ありましたが、活動は休止であっても「1歩前へ」(どこかのCMみたいです)

  お忙しい中、てんてんのために素晴らしい資料を作成してくださった
 柴﨑先生に感謝の意を表し、講座の結びの言葉とします。、
 

詳細

柴﨑先生④

集合写真①

集合写真②

令和2年の集合写真はやはり、マスク姿がトレンド!

講師の柴﨑先生です

ソーシャルディスタンスで講座①

ソーシャルディスタンスで講座②

ソーシャルディスタンスで講座③

ソーシャルディスタンスで講座④

おまけ!今年の講座の必須アイテム

おなじみ?講座の飾り

この情報は、「傾聴クラブ てんてん」により登録されました。

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